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菌が教えてくれる|内と外の“逆構造”と循環のしくみ

  • のぞみ 箕村
  • 10月8日
  • 読了時間: 4分

以前腸内環境を水槽に例えてお話ししたり、先日もお金と菌の話をしましたが、

厳密に深く見ていくとそれらにはもう少し違いがあります。

今日はその辺りをお話ししていきます。


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水槽のバクテリアと腸内のバクテリアは、どちらも「循環と分解」を担う存在ですが、

実際には働く環境条件が異なります。


水槽では、酸素を利用して有機物を酸化分解する好気性バクテリアが中心です。

アンモニアを亜硝酸、硝酸へと変換し、水質を安定化させる過程は「硝化反応」と呼ばれ、

酸素供給が不可欠です。


一方、腸内では嫌気性バクテリアが優勢で、酸素を使わずに食物繊維などを発酵させ、

酢酸・プロピオン酸・酪酸といった**短鎖脂肪酸(SCFA)**を生成します。

これらは腸上皮の主要なエネルギー源となり、pHや免疫機能の調整にも関与しています。


つまり…

外側(水槽)は「酸素を介して分解と浄化を行うシステム」であり、

内側(腸)は「酸素のない環境下で発酵と再生を行うシステム」とも言えます。


どちらも有機物を循環させ、全体の恒常性を維持するという点では同じ構造ですが、

前者は酸化的プロセス、後者は還元的プロセスによって生命の循環を支えています。


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この関係性は、LifeMatrixで示している「外側と内側の構造」とも一致しているように見えます。

外側(現実)は、行動・表現・発信といった酸化的なプロセスで構成され、

内側(感覚・意識)は、情報を分解・変換し再構築する還元的なプロセスとして機能しています。


たとえば、恋愛で感じた違和感が実際には「仕事のテーマ」だったり、

女性に感じた印象が「内側の男性性(Orne)からの応答」として現れていたりするように、

内と外は常に“逆方向”で作用し合うわけです。


外側で起きる動き(酸化)は、内側での発酵・変換(還元)を経て初めて成立し、

その往復によって構造全体の循環が保たれます。



科学的な生態系の構造も、意識構造も、

表層の仕組みは違って見えても、

根本にあるのは同じ「酸化と還元の循環原理」です。


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ちなみに、身体の中でもこの構造ははっきり分かれています。

腸が「嫌気性」の世界で動いているのに対して、

肌の常在菌たちは**酸素が存在する環境(好気性〜通性嫌気性)**のもとで働いています。


皮膚表面は酸素に触れているため、

表皮ブドウ球菌のような好気性菌が主に活動し、

皮脂や汗を分解して外界とのバランスを取っています。

一方、毛穴や皮脂腺の奥など酸素が届きにくい場所では、

アクネ菌(Cutibacterium acnes)のような通性嫌気性菌が働き、

酸素があってもなくても代謝できる構造を持っています。


つまり、

肌は「酸素を利用して外界と接続する層」、

腸は「酸素を避けて内側を再生する層」。

身体の中でも、外界と内界で“酸化と還元の二重構造”が成立しているわけです。


腸内環境が乱れると肌の常在菌バランスにも影響が出るのは、

この好気性/嫌気性の循環構造が全身でつながっているためです。

腸と肌はまるで一枚の膜の表と裏のように、

互いに環境情報を反映し合っているのです。


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これらは本来、生物学的な分類としての「好気性」「嫌気性」であり、

言葉の意味としてはまったく別のものですが、

構造的に見たときには“好き・嫌い”の動きともよく似ています。


つまり、「外で好きなものを得る」ためには、

内側で“嫌なものをちゃんと分解する”ことが先なんです。


“嫌”を避けたまま“好き”を得ようとすると、

それは酸素不足の酸化反応みたいに、中途半端に終わってしまう。

でも“嫌”を出せたあとは、酸素(気)が通って一気に循環が起きる。


そしてこの“循環”こそが、現実を動かす本当のエネルギーです。

好きな現実を増やすことは、

嫌なものをなくすことではなく、還元を経て酸化を起こすという自然の順序を思い出すこと。

「嫌」は“止める”ための反応ではなく、

“次の流れを起こすためのスイッチ”なんです。




さて…ということで、今回は少し専門的な話になったかもしれませんが、要するに、外側で起きることと内側で起きることは、酸化と還元のように“逆方向で支え合っている”ということです。


この循環の仕組みを理解しておくと、現実の出来事や内側の反応を、より正確に読み解けるようになります。

とはいえ難しいと感じる方もいるかもしれませんが、これは補足的な話ですので、わからなくても大丈夫👌


ご自分で受け取れるところだけ参考にしてみてくださいね☺️

 
 
 

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