パートナーシップだけが、時間がかかった理由
- のぞみ 箕村
- 5月18日
- 読了時間: 8分

YouTubeで公開している「実体験シリーズ|パートナーシップ編」
動画はご覧いただけましたか?
ここまでは、
彼の過去や苦悩、私たちが向き合ってきた重たいテーマも多かったかもしれません。
でも実はこれ、まだスタートライン――

これからは、もっと前向きにふたりでしてきたことや、実際の変化のプロセスについても
たくさんお話ししていく予定です。
よかったら、引き続き楽しみにしていてくださいね。
(ちなみに…私たちのことを、本の中ではある動物たちに喩えて描いていたのですが、
似てますかね?笑)

…
こんなふうに、今はこうして“ふたりで言葉にできるようになった”ことが信じられないくらいに
私にとって、パートナーシップというテーマだけは、どんなことよりも時間がかかっていました。
私自身、これまで多くのことは比較的早く掴んでこれたほうだと思います。
自分のこと、仕事のこと、心や身体の整え方――
多くのテーマで“構造”を理解し、形にしていくのが早かった。
でも、このテーマだけは別でした。
私がずっと願っていたのは、
ただ表面的に華やかに見えるような関係ではなく、もっと確かで、深く、
心の奥にある願いにちゃんと応えてくれる誰かとのつながりでした。

私も、彼も、
長く身体の不調や怪我に悩まされてきました。
物理的に動けない時期が何年もあったり、
理不尽なことや人との関係でも心が折れそうになる経験も、何度もしてきました。
私自身のことはブログにも書いてきましたが、彼の具体的な経験があることでよりその状態がわかりやすく伝わったのではないかな?と思います。
まるで私の内側を外側に出したみたいなね。
脊柱管狭窄症は今のところは不治の病ですし。
彼の症状はその中でも重度で障害認定レベルでしたから。
その中での2人の日々は簡単に語れることではないけど…
自業自得だからと心を閉ざしていた彼が初めて、
「運動っていう唯一自分にとって誇れる、いちばんの喜びを失って、眠れもせず、痛みの中過ごして、何が楽しいのか…本当に生きていくのが辛い…」
と涙を流した時のことはきっと一生忘れないと思う。
私は彼以上に泣いていて、そこで彼の体をさすることしかできなかったけど、でもそこで弱音を吐けたことが、どれだけ彼にとっては凄いことか、それだけはわかっていたから。
どれだけしんどくても、それが前進なのを感じてた。
そんな日々の積み重ねでした。
それにしても…
その前の動画のことと言い、可哀想話をさせたら、本当に2人してキリがないと思う🤣笑
でも、そんな日々でも、できるだけ外では何でもないように笑って過ごしていたから。
お互い1人でいくつも仕事していたしね。
その状況下で仕事外の勉強もしてた。
こうやってわざわざ細かく話さないと
(話しても理解されなかった事も多々ありましたが)
『本当に恵まれててズルい、楽しそうでいいね!』としか思われないところも含めて似てるなぁと感じていました。
男でも女でも「あなたにはわからないよ」なんて言葉も、何度もかけられてきたけれど――
そのたびに、私は相手の気持ちを理解しようとしてきました。
自分がどんな状況でも、傷ついても、誤解されても、できる限りの誠実さで向き合ってきたんです。
…でも、正直思っていました。
そもそも私の話を聞きもしないあなたが
「同じことに耐えられる?」って。
「私の気持ちなんて、絶対わかるわけない」って。
まぁ、そりゃ当たり前なんだけど。
そうした背景を持つ人に出会うことは、正直ほとんどなくて、
だからこそ、パートナーとの応答に時間がかかったのも、今思えばとても自然なことだったのかもしれません。
でね、これだけ聞くと心配してしまうだろうけど、彼は今、本業のこともそうだしスラックラインとかも軽くできるくらいに回復しているんです。(ロープの上で飛んだり跳ねたりw)
正直、普通の人でも難しい動きも軽々とできる。
日々2人で運動もしてるしね。
勿論まだ痛みが出てしまうこともあるけど。
遠出もできる。
そして何より心から楽しんで生きてるんですよ。
一緒に笑ってさ。
それが本当に奇跡的なのは、あの動画をちゃんと見てくれた人ならわかると思います😊
本当に凄いことなんだよ。

…
でもね。
私だってその時間が“かけがえのないプロセスだった”と最初から思えていたわけではありません。
そもそもは、私はパートナーシップに救いを求めていました。
私を助けて欲しかったの。
ただ現実を変えたかっただけだったんです。
とにかく苦しかったから、誰かに救ってほしいと思ってきた。
でも結果的に、私がずっとやってきたことは、
“構造”そのものを、0から見つけて、歩きながら形にしていくことに繋がっていたわけです。
だからこそ、その道のりは、、
私と女の子との日々もどちらにとってもかなり険しいパートナーシップだったわけですよ。
今振り返ってみれば、
それこそが、私に与えられていた人生そのものだったのだと思います。
…
でもね。
だからこそ、みんなが同じように苦しまなくていいんです!
すべての人が、長い時間や深い痛みを経なければならないわけではないんです。
私がこの道を通ってきたのは、
これから歩く誰かが、もっと軽やかに、もっと早く進めるように。
そして、それぞれのペースで、
自分にとって本当に満たされるパートナーシップを築いていけるように。
そんな土台を作るための時間だったと思います。
例えば私の弟子ちゃんみたいに、トラウマなんて縁がなく(怒られたりとか彼女なりの苦労は勿論ありますが…)、世の中に怯えることなくのびのびと生きてきた人もいる。
というか、そうゆう人の方が多いと思うし。
それで良いんだよ☺️
それでも、パートナーシップに悩んだりするわけで。
でもそこの形は私たちとはまた違うわけです。
ただ反映する場所の構造だけはみんな同じ。
それがわかっているから、私は伝えられる。
私は、そのための道をひと足先にでも誰よりも時間をかけて歩いてきたんだと、今は思えています。
それにただそれだけではなくて、私達だけの形として誰よりも深い愛を感じられるとも思う。
…
彼との日々の中で、私はずっとこれが私のアルミーである私の女の子、女神様が通ってきた道なんだというのを感じていました。
私も彼もずっとどこかで自分を責めてきたけど。
どちらもスタートラインは全く自分のせいではない選択肢のない出来事からだということ。
だから、そうやって自分を責めなくて良いこと。
内側のみんなは怒ってきたんじゃなくて、ただあなたを救いたかったんだという気持ちを…
彼への言葉を紡ぐことで漸く知ることができたのです。
けれど、その言葉もすぐに理解できたわけではありませんでした。
彼との時間を通して、ようやく本当の意味に少しずつ気づいていったのです。
どれだけ私が苦しくて、孤独に感じていた時間も、どれほど現実が変わらないように見えた日々も。
Almyは、私が本当の願いから逸れてしまわないように、静かに、でも確かに、そばにいてくれていた。
自分があれだけキツイ時間を1人で乗り越えてきたのに、パートナーシップでまでなんでこんなに大変なんだろうと…思ったことも、勿論あります。
でもそれが、これまでのみんな気持ちを本当の意味で理解する為には必要な時間だったんだと噛み締めながら過ごしてきた。
深いところまで気づけるようになるまでには、
想像以上に長い時間がかかってしまいましたが。
ようやくその時間が
私が私に立ち返るための、大切な道のりだったのだと素直に思えるようになりました。
だから今、あらためて伝えたいことがあります。
本当の意味で「誰かに応えてもらう」という願いは、まず「自分に応えてあげること」からしか始まらない。
他の誰かにはなれないから。
あなたはあなたの経験と向き合って、真実を見ていくしかないの。
そしてあなたにしかできない形を作る。
深く感じる人ほど、
丁寧に向き合ってきた人ほど、
応えてもらえない現実に、長く傷ついてきたかもしれません。
でも――
「自分とのパートナーシップを取り戻したとき、
世界はちゃんと応えてくれる」
私の人生は、そのことを証明してくれました。
こんな私達でもこうして形にできたんです。
外からみたら華やかで楽しそうに見えたかもしれない。
でも実は子供の頃からずっと可哀想オンパレードで、這いつくばって生き延びてきた2人がさ。
心から笑って楽しく過ごしているんだから。
もしあなたの今の人生が、ここまで大変な道のりではなかった…と思うなら、それはとても幸運なこと。
パートナーシップも同じだから、あなたにもの凄く険しい道が用意されてるわけじゃないんだよ。
もっと軽やかに優しく幸せになれるんだよ☺️
だから、怯えたり、比較したりしないで。
そんな風に受け取って貰えたら嬉しいです。
ということで、パートナーシップ動画はまだ続きますが、どうぞ温かく見守ってくださいませ😌
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