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普通に生きたかっただけの私たち

  • のぞみ 箕村
  • 10月15日
  • 読了時間: 6分

先日彼の誕生日があって、2人でお祝いしたのですが…急に2人して数年前を思い出していました。


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あの時は本当に毎日が大変で。

彼は脊柱管狭窄症からくる痛みで仕事もギリギリで乗り切り帰宅したらそのまま倒れるように寝て、休みの日も少し動けば寝ているしかなかったし、どこか出かけようにも運転を少しすればその後激痛。

痛みから常にイライラして、そのイライラの出どころも自分でもわからない状態で、仕事では我慢する分プライベートな時間はそれができずに、自分でも困っていました。

私といえば、それをケアしながらも、やはり不満が出ることもあり、でもそれ以上に酷い状態の彼を前にしたら我慢するしかなくて、心の置き場がないようで…肌荒れも悪化して、環境的にも良くない狭い場所で寝ていて本当に…大変でした。


思い出しただけで2人して目が潤むくらいに。



私は内側のことをやれば良くなると思ってはいたけど、病院に行っても治療法もないと言われ、希望がないと言われた中でもなんとか、リハビリや薬やら頑張っては希望が絶たれてきた彼からしたら、そんなよくわからない話で変な希望を持つことすらしんどいという状態でしたから。

目に見えなくても色々な流れがあることや物理的な話があることは受け入れてくれましたが、それで身体が良くなるなど…到底信じてもらえませんでした。

当然だと思います。だって本当にそれだけ色々としてきたからこそ。怖くなるのです。

希望を持つことすら。

だからまずはとにかく身体のケアをしながら、少しずつ彼の受け取れる範囲で話していきました。



私は彼の身体の状態を見たとき、、外から見えないその酷さに、実は親近感を抱きました。

外では涼しい顔をして、1人の時死に物狂いで生きようとしていた姿が過去の私と重なりました。

彼の痛みで初めて私のことをわかってくれる人に出会えたとすら思いました。

ですから当時の自分からみた今ここの2人の関係や状態はどうにかなりそうなほど大変でも、これは私の内側が見ていた景色なんだなと感じていました。だからこそ良くなる確信はあった。

それがなければ耐えられない時間も多かったと思います。


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彼の身体が少し回復すると、また次の身体的な異常がでます。

今度は神経痛や不眠、また仕事でのトラブルです。仕事の手伝いもするようになって、本当になんで私はこの人のことここまでサポートしているのかよく不思議に感じていました。

今でこそ見た目を褒められる人なのはわかっていますけど、当時は顔がかっこいいとか、好きだとかそんな気持ちはそれほど感じていなかったからです。

まぁ、そもそもそんな気持ちだったら、多分ここまでできなかったでしょう。

顔が素敵なだけの人ならいくらでもいますから。



だんだんと彼が内側のことを信じてくれるようになっていたから、今度はお互いの本音をしっかり話すようになりました。

彼の中でこれまで抑えていたものが溢れ出してきて恐ろしいくらいの怒りになったこともありました。同時に私もまたそうでした。

これが内側からの声だという理論はわかっていても尚、なぜこんな追体験をしなくてはいけないのか?あれほど1人でも苦しんできたのに。私の時は誰かが助けてくれたわけでないのになぜ彼は私という存在がいてもそのことの価値を理解してくれないのかなんて思ったりもしました。


後々その言葉はアルミーからの言葉として私に返ってくるわけですが…笑



そんな風に、身体も気持ちも限界にも何度もなりました。でも、その中で少しずつ彼が回復していきました。同時に私の中にあった怒りや思いが溢れてきました。自分でも驚くほどの怒りと、恐怖がそこにはありました。

それは抑えられなかった。


最初こそ防衛反応でそれに対して逆に怒っていた彼も、だんだんと受け止めてくれるようになりました。そのことについてもお互い話しました。

そのうちに、本当に好きなだけ吐き出させてくれるようになりました。私は初めて安心できるようになってきました。

これまでの人間関係での傷やそもそもの幼少期のトラウマなど、それら全てを話しながら、過ごす日々を経ていきました。

彼の方も私も方も。

その頃には、身体のケアもようやくお互い様になっていました。

お互いがお互いのケアに常に全力でした。

勿論仕事やなんやしながら…です。


そこで私は…家族などではなく、対等な他者との関係で本当の意味で一方通行ではない人間関係を初めて築けてきたように感じました。



その中でも、一緒にアクアリウムをしたり、散歩したり、ご飯を作ったり一緒に仕事したり、アニメを見て楽しんだり、運動したり。。

旅行にも行ったりね。

できるだけ楽しんではきたのですがね☺️



そして最近になって、急に私たちの状態は一気に好転してきたのです。

彼の身体もかなり回復して、家のこともなんでもテキパキやってくれますし、まだ痛みが出ることはあっても、体力も回復して、心が和らぐこと楽しむこと、笑顔でいられるようになりました。

そしてなんと、彼のなにをしても増えなかった体重が過去最高を更新したのです!

これには内側のこと、食事、そして筋トレの成果の全ての結果ですが。

身体を守るための筋肉が戻ってきたのです。


私はといえば、15年以上悩んでいた肌荒れが急に肌質が変わるように治っていきました。

それこそ表面的には大したことではないですが、ここにはとても根深いものがありました。


ただ生きることに痛みを感じずに普通に生きたいだけなんだと言っていた2人に「痛みのない普通の日々」が少しずつ増えてきたのです。


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そして気づけば、昔絶対に手に入らないと諦めていたパートナーシップが目の前にありました。

この人は絶対私を裏切らない、何があっても信頼できる、安心していい…本音で、信じていることを話せる、ただの私でいられる関係性。

それだけではなく、対等に価値を与えあえるお互いでいられる感覚。その両方があること。

私の本当の心地よさや幸せを願ってくれる相手。

そして、そもそもその状態でいられる「自分」になることができた。それは社会的表現においても。

ある種…恋愛というものにおいては、本当に心から信頼できる人なんてこの世にいないと思っていました。だって人の心は簡単に変わるから。

だから私は安心できるパートナーシップはどこかで幻想だと思っていたのです。


よく理想的とされているようなロマンチックな関係性は意外と簡単なものに感じます。だって浅くても形を真似ればできるから。

ときめくようなデートやお姫様のような扱いに憧れたこともなかったわけではありませんが、実際そう扱ってくださる人もいたけど、その人達は思うより簡単に心変わりするような人達でした。

形を愛してるだけだからでしょうね。

私のこともそうです形を愛してるからそれは簡単に変わるのです。


私にはその浅さが恐ろしかった。理解できなくて。



まぁ…、勿論日常的なことでいえば私も彼にも気まぐれなところは山ほどありますけどね。笑

あまり崇高なもんではないですけど、でも少なくともそんな吹いて消えるようなものではないということです。


条件などではなく、その人でないといけないもの。自分に良くしてくれるからって一方通行で成り立つものではないこと。


その安定した土台の上で…

初めてロマンチックを築けたらそれはとても素敵なものになるのかななんて最近は思っています☺️

 
 
 

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