封印が解けた日|快が開いた身体の感覚
- のぞみ 箕村
- 6月19日
- 読了時間: 5分
少し前のことですが、これまでとはまったく違う種類の変化が、自分の身体に起きた日がありました。

それは、深部の構造が整ってきたことによって、ようやく“身体の表層”──皮膚や筋肉の浅い部分にまで、感覚が届くようになった瞬間でした。
以前、「体の奥に意識を向けるとグルグル回るよ」という話を軽く書きましたが、その後、内臓や筋肉など、意識を向ける箇所を少しずつ変えていきました。
場所によって、面白いくらい反応が違うのだけど…
それが、徐々に表層へと変わっていったのです。
特に顔は、肌荒れを気にし続けてきた場所でもあったので、何かしらの抵抗があるのは当然だよなぁとは思っていたのですが…
ある時、ただ皮膚の表面に意識を置くということをしてみたのです。
すると──
筋肉が勝手に動き出したり、顔がピクピクと反応し始めて、笑えるくらい動きました。
動画に撮って見返したら、まるで漫画の“覚醒シーン”か、エクソシスト(笑)
普通に聞いたら怪しいしこわいですよね!
でも私は、それをまったく不思議とは思いませんでした。
“構造”の意味を知っている私の自我が、それを全て理解したうえで、身体が応えてくれていたから。
何か特別なことが起きたというよりも、「ようやくここまで来れた」という実感のほうが大きかったのです。
身体の反応自体はとても激しいのに、意識は静かで落ち着いている。
目の周り、口元、首まわり、皮膚のすぐ下にある筋肉たちが、一斉に「やっと気づいてくれた」と言わんばかりに応答し始める。
私は、このとき初めて、“今ここ”で生きるためには、この表層が欠かせなかったのだと実感しました。
ただしそれは、「表面だけが鍵」という意味ではなく、奥がしっかり整ってきたからこそ、ようやく表に感覚が届くようになったということ。
そしてその後──
私は足の先から頭の奥にまで電気が走るような、ものすごく強烈な快感を、何度も感じました。
私はただ横たわっていて、何もしてないのに、です。笑

もともと私は、どちらかといえば「感覚が鋭すぎる側の人間」だという認識がありましたし、
実際、他の人たちの話を聞く限り、比較しても感覚はかなり受け取れている方だという自覚はありました。
肉体的な感覚においてもそれは同じで、性的な感覚においても、感度の鋭さに自覚があるし、
だからこそ快感を得ることに対しても、抵抗どころか、きちんと求めて楽しんでいたくらいです。
なんなら教えられるくらいには追求もしてたくらいで🤭笑
でも──
その感覚がここまで開いたことで、ようやく気づかされたことがありました。
私は、“自分に向けた快”を、どこかで制御していたのです。
受け取っていたつもりでも、その“出どころ”や“強さ”に、無意識のうちにブレーキをかけていた。

肌荒れの構造を振り返ってみても、私の肌は外部の刺激を拒んでいたのではなく、内側の圧力が外に出たがっていたのだと、ようやくわかりました。
(※この肌荒れについての構造整理は、近いうちに記事としてまとめる予定です。スクール生の方は個別に聞いていただければ対応可能です)
元々私は、空を見上げるだけで、素晴らしい曲を聴くだけで、涙が自然にあふれるような、ビリビリとエネルギーを感じて震えるような感覚を持っていました。
まぁ、それだと生きづらいので、かなり抑えてはいましたが。
それは単なる“悲しみ”とは違って、空に対してはその美しさと壮大さに、
音楽に対してはその背後にある感情や物語が、一気に流れ込んでくるからでした。
そして今回、感覚がここまで開いたことで、その感覚がさらにもう一段階、深まったのです。
言葉にすると…なんともありきたりに聞こえてしまいますが──
まるで、すべてと“一体になるような境界線が消えていく感覚”。
それは、とてつもなく深くて、重くて、でも軽くて…圧倒的に“開いている”という感覚でした。
この感覚については、もう少し時間をかけて、さらに深めていきたいと思います。
そして、ふと思ったのです。
これほどの快感を、“構造”の意味を知らないまま得ていたとしたら──
私はきっと、それを持て余していたと思う。
快感だけでなく、恐怖や不安などの感情も、同じくらい大きく開いてしまうから。
時にはそれが危険になることもある。
でも今の私は、圧倒的に護られた中で、その感覚を受け取れる場所にいる。
まさに──
満を持して、封印が解かれたという感覚でした。

彼と私がふだん話していると、よく漫画の喩え話が出てくるのですが、最近読んでいた『呪術廻戦』の流れから、私の過去の人間関係や意識の話をしていたときにもこう言われました。
「それ、もう五条悟の封印じゃん!」と。🤣😂
確かに…と、笑いながら返しました。
読んだ後夢に獄門疆出てきたしな、と。笑
「私は──めちゃくちゃ時間はかかったけど、自力でこじ開けたんだね。」
強すぎて封印されていた…というのは、今ならちょっと笑い話のようにも思えるけれど、
でも本当に、そう言いたくなるような“ちょうどよさ”で。
その後に一昨日や昨日のようなこともあったし、これから楽しみすぎるなぁ…!
この身体と私の知覚は、ようやくここから、本当の意味で解放されていくのだと思います。
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